のぼりづくりのコツ

のぼり旗の活かし方

神社の例祭

現代ではコンビニやスーパーの客寄せ、
またはイベント会場で用いられることが多い
のぼりですが、意外な使用例が、神社の例祭の告知です。


神社で行われる祭祀のうち、最も重要で盛大なお祭りが
例祭(れいさい)です。

神社のぼり


年に1度、または年に2度行われる祭祀です。
例祭は神様の恵みとご加護を称え、五穀豊穣、氏子、崇敬者の
繁栄などが祈られるのです。


例祭の日取りは神社によって異なり、祀られている御祭神の誕生日や
命日とされる日におこなわれます。

お祭り
境内では、様々な神事や御神楽(おかぐら)、獅子舞がおこなわれ、
神霊が宿った御神体を神輿にうつし、御神輿に乗られた神様が
氏子地域を練り歩くのです。


例祭を華やかに彩り、祭りの雰囲気を盛り上げるのが参道に
ずらりと並ぶ出店と露店、そして氏子によって奉納された数多くののぼりです。


書かれている文字は祭られている神様によって異なり、掲げ方も
方角や場所なども、その社の古来からの由緒ある建て方があるのです。


祭礼用の大幟は、代々伝えられた歴史ある大切に守られてきたものも有り、
巨大なものは1人では建てられないため、建てる行為そのものが
祭りの儀式のひとつとして、行事になっている地域もあるのです。


そして、のぼりには古来から、神霊を迎える招代(おぎしろ)という
重要な意味もあるのです。


神様の降臨する際の目印として、神様が祭の場所に迷わず降りてきて
くださるように、高く目立つように掲げられているのです。

 

長さ30m以上!日本一を誇る東端の大幟

東端八釼神社では、江戸末期の文政13年(1830)に村の素封家が村人の心を1つにする目的と豊作を祈願して長さ 15間余(27.3m余)、幅 9尺(2.73m)の日本一を誇る東端の大幟が製作したとされ、文政13年の製作以来188年にわたり連綿と引き継がれて来た自慢の大幟です。

 

幟竿は、軽く30mを超える事から文政13年当時には陸路による運搬経路を使用せず、奥三河地方の段戸山から矢作川を利用すると共に三河湾を経由して安城市の東端八釼神社まで運んだとされています。

 

大幟は、毎年11月の第1週末に行われる八釼神社の例大祭で鳥居前に設置され、町内の氏子が順番で幟番として4人ずつ風向きなどを見ながら監視されるなど現在も大切な幟です。八釼神社の例大祭では、地区の複数の神輿が各地域を練り歩き、境内では巫女の舞も披露されるなど往時と変わらぬ祭事が執り行われています。

 

八釼神社は、平安時代末期の1175年に創建された歴史を持つ神社であり、妻飾と叉首組を有する中型の流造社殿の本殿を有すると共に本殿を風雨から守る為に二重虹梁や大瓶束などの装飾が施された覆殿が造営されている神社です。境内には、本殿の右側に八剱社を祀り、左側に若宮八幡を祀った二社併立の社殿を持つ神社でもあります。